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『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』完全妄想プロット(1/2)〜世界の終焉〜

【ネタバレ注意・完全妄想です/第1部(1/2)】

この記事は、公開済み作品のネタバレに加えて、まだ公開されていない『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』について、かなり具体的な架空プロットを書いています。

先に言っておきます。

これはリークではありません。

Marvel Studiosの公式あらすじでも、関係者から聞いた話でも、未公開脚本でもありません。

トレーラーやSpecial Lookで出ている映像、公開済み作品、ポストクレジット、発表されているキャストや設定。

そして、当サイトでまとめている『ドゥームズデイ』予習リスト——/doomsday-prep。

そこから、

「もし自分が『ドゥームズデイ』を作るなら、こうする」——続きの第2部は準備中です

という妄想を膨らませています。

なので、当たっても外れても知りませんw

当たったら「うわ、俺の妄想すげえ!」となりますし、外れたら「そりゃそうだろw」で終わりです。

そういう記事です。

相関図は /universe にまとめています。

キャラクターが「どの世界から来たのか」を確認しながら読むと、今回の妄想も少し分かりやすくなると思います。

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』ポスター(TMDB)

この妄想の幕構成

全2部構成です。

この第1部は『ドゥームズデイ』側——前半3幕だけです。

第2部で『シークレット・ウォーズ』側の後半3幕に続きます。

もちろん公式の章立てではありません。

自分が見たい順番ですw

  • 第1幕 ラブ奪取と二つの鍵
  • 第2幕 各地インカージョン
  • 第3幕 要塞・仮面・DOOMSDAY

続き(第2部)は準備中です(公開後にリンクします):

  • 第4幕 Battleworld
  • 第5幕 シークレット・ウォーズ
  • 第6幕 NEW MCU

そして、この第1部の終わりは――

世界の終焉です。

第1幕 ラブ奪取と二つの鍵

映画は、地球から始まりません。

最初の画面は、宇宙です。星の残骸、緑の魔力、金属の輪郭。そこでソーが、ひとりでドクター・ドゥームを追っている。

叫びます。

「ラブを返せ!」

ラブは人質ではない。入口である

ここ、トレーラーを見た瞬間からずっと引っかかっていました。ソー主体の予告。ラブが捕らえられているように見えるカット。そのあと地球側で、ファンタスティック・フォーがソーの警告にすぐ反応しているように見えること。

だから、自分はこう置きます。

冒頭で、すでにラブは連行されている。

ラブは、ソーが娘として連れている少女です。ただの一般人の子供ではない。かつて「神を殺す」ための力に触れた残りとして生まれ、宇宙規模のエネルギー——ここで言うコズミックパワー——に、体が開いている。本人が望んで扉を開けているわけではない。開けられる側にいる。だから怖い。

ちなみに「コズミックパワー」って言葉、原作を知らないとピンとこないと思います。自分も、原作の定義をそのまま持ち込む気はないです。MCU側の手がかりとしては、『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』でギャラクタスが、少しだけこの系統の力に触れていた、という記憶がある。世界を食い、宇宙のスケールで動く存在の話の延長にある、というくらいの置き方です。細かい原作用語は置いて、「個人の魔法より一段大きい、宇宙側の力」くらいで読んでください。

冒頭で、ラブの顔を長く映したい。怖がっているのか、無表情なのか。入口は、自分では扉を開けない。開けられる側にいる——あとでフランクリンと対になったとき、ここが効く。

『ソー:ラブ&サンダー』を見ていなくても、ここまで読めば通る形にしてあります。復習宿題にはしません。

公式の予習リストに『ラブ&サンダー』が入っていない理由も、こう置きます。ラブは「見てから来い」の宿題ではなく、『ドゥームズデイ』本編の冒頭で一から説明する役だから、です。F4が入っているのは、家族とドゥームの距離が宿題だから。いっぽうラブは、本編が直接教える入口。……ということにしておきますw

ドゥームの目的は、殺すことではない。コズミックパワーへのアクセスとして、鍵にする。ソーから見れば娘。ドゥームから見れば、感情の人質ではなく、装置の部品。同じ存在の、見え方が真逆。

ストームブレイカーが、通じない

ソーは当然、頭に血が上る。ストームブレイカーを振るう。サノスですら、最後は体で受けて、それでも膝をついた。

でもストームブレイカーが、通じない。

弾かれる。折れる。あるいは緑の魔力に呑まれる。結果は同じです。ソーは勝てない。

ここ、ただ「ドゥームが強い」で終わらせたくない。

冒頭の時点で、ラブはすでに連れ去られている。つまりドゥームは、鍵を確保した状態でソーと戦っている。だからソーの一撃すら押し返される。

でも画面の印象は、もう少し変です。ドゥームの緑の魔力に、ただの魔法じゃない何かが混ざっている。斧が弾かれる感じが、鎧の硬さだけじゃない。

それが自分の妄想では——ラブを通じて、コズミックパワーを扱い始めているんじゃないか。

F4でギャラクタスが匂わせた、あの「宇宙側の力」の延長です。「コズミックパワーです」と決めつけたいわけではない。あれ、これってもしかして……と、読者を引っ張る感じで置きたい。

ラブを返せ、と言っているちょうどその相手が、ラブで強化されているかもしれない。親子の救出と鍵の奪い合いが、同じ一撃に重なる。ここ、かなり好きです。

ドゥームは、ソーを殺さない。必要がない。入口はもう手元にある。警告役として地球に帰した方が、むしろ都合がいいかもしれない。

ドゥームは去る。

残されたソーの顔は、怒りというより、理解です。

「今までの敵とは違う。」

ここ、第1幕の核にしたいです。エンドゲーム後のMCUで一番強い部類の神が、最初の10分で落とされる。観客も、ソーと同じ場所に立たされる。「娘を奪われ、斧が通じない」——前作を見ていなくても、危機の大きさは伝わる。

地球へ戻る。破壊ではない、再構築だ

ソーは地球へ戻る。警告しに来る。

最初に話が通るのは、ニューアベンジャーズ側と、ファンタスティック・フォー側。サムのチームは「いま地球を守っている側」。リード・リチャーズは「世界の壊れ方を数式で見ている側」。

リードは、すぐにこう言う。

破壊ではない、と。

マルチバースが消えていくように見える現象は、ただの滅亡ではない。再構築の可能性がある。誰かが、壊れた世界を材料にして、別の世界を編もうとしている。

そしてリードは、もう一つ言う。

ラブだけでは足りない。

コズミックパワーに触れている子供がひとりいても、宇宙そのものを縫い直すには足りない。もう一本、別の種類の鍵が要る。

二つの鍵——入口と、入口の先の手

もう一つの鍵は、フランクリン・リチャーズです。

  • ラブ=コズミックパワーへのアクセス。宇宙規模のエネルギーに手を伸ばすための入口(F4でギャラクタスが触れた系統の力、という読み)
  • フランクリン=現実改変。入口の先で、世界のルールそのものを書き換える手

片方だけでは、扉は開かない。入口だけあっても、中で何を書くかは決まらない。手だけあっても、書く場所に届かない。だから二本。種類が違う。同じ「子供」に見えて、役割が真逆。

だからドゥームは、最初にラブを取りに行った。ソーが一番痛い場所を、最初に突く。フランクリンは地球側、F4の側にいる。後から取りに行けばいい。順序が、性格そのものです。

リードの顔を想像します。科学者として理解してしまう苦しみ。自分の息子が、世界を救う鍵ではなく、世界を作り替える鍵にされている。『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で見せた家族の話が、ここで裏返る。F4が公式リストに入っている理由を、「面子」だけだとは思っていません。鍵の話だと思っています。

ドゥームの目的は、滅ぼすことではない

ここももちろん、完全に自分の妄想ですw

目的は、滅ぼすことではない。

壊れたマルチバースを、自分の手で再構築すること。

インカージョンで世界が消えていくなら、消えるのを待つのではなく、一度壊して材料にする。正しい世界を、最初から作り直す。言葉にすると、すごく正義面している。だから危ない。

そして、都合のいい妄想を、もう一段足します。

インカージョンは、『エンドゲーム』で過去を改変した時点で、もう始まっていたのではないか。

タイムトラベルで石を戻し、スナップを覆し、勝った世界を本軸にした。観客としては祝福です。でもマルチバース側から見れば、一本の時間軸を無理にねじった傷かもしれない。『ロキ』や『マルチバース・オブ・マッドネス』で見せた衝突の予兆は、その傷の続きだと置くと、第2幕の各地インカージョンが突然の災害ではなく、すでに始まっていた崩壊の地表化になる。これも、都合のいい後付けです。認めたうえで使います。

その都合の先に、ドゥームの私怨を置きます。結果的に、大切な人を失った可能性がある。誰か、とは断定しません。母でも、恋人でも、別宇宙の自分でもいい。大事なのは、「ヒーローが勝った改変」のあとに、彼の側だけが空席になった、という非対称です。

もう一段、刺します。

もしドゥームから見たら、エンドゲームは「世界を救った物語」じゃない。本来起きるはずだった結末を、ヒーローが無理やりひっくり返した物語なんじゃないか。

本来の616の本軸は、サノスが勝って生命を半分にした世界だった——そう置く。エンドゲームは、その本軸から外れた勝利。ドゥームから見れば、616は「勝った世界」ではなく「改変で生き残った世界」です。サノスの均衡を肯定するわけではない。ヒーローの勝利が生んだ傷を、自分の手で上書きする。二番煎じに見えて、実はエンドゲームへの反論です。

そして、ねじったのは616だけではない。

616だけが世界をねじったわけじゃない。FOX側も一度、都合のいい未来に作り直している。

はっきり時間を戻して未来の虐殺を上書きしたのは『X-MEN:フューチャー&パスト』です。MCUがエンドゲームでやったことと、鏡。ドゥームが「都合のいい世界」と言うとき、616の勝利だけを指しているわけではない。インカージョンは、その二つ(以上)の都合が、同じ空でぶつかった結果だと置くと、第2幕がただの災害モンタージュではなくなります。これも都合のいい妄想ですw

なら、自分が直す、と。あなたたちがねじった傷を、私が縫う、と。

この思想を、自分は映画の中心に置きたいです。ヒーローが殴る相手が「悪い魔法使い」だと、ただの総力戦で終わる。相手が「正しい世界を作る」と言い切る人間だと——ヒーロー側も割れる。自分の世界を守ることが、別の世界を消すことに直結するからです。

ここまでの妄想を整理すると

ラブは人質ではなく入口。フランクリンは入口の先の手。二本揃ったとき、世界は縫い直せる。冒頭でストームブレイカーが通じないのは、鍵を確保したドゥームの緑に「ただの魔法じゃない何か」が混ざっているから——自分の妄想では、それがコズミックパワーなんじゃないか、という線。エンドゲーム改変とFOX側の都合のいい過去改変が、インカージョンの土台。再構築は正義面の私怨でもある——ここまでが第1幕です。

第2幕 各地インカージョン——世界が重なる

地球・616側では、各地でインカージョンが始まる。突然の災害ではない。第1幕で置いた都合のいい妄想どおり、エンドゲームで過去をねじった傷が、ようやく地表に出てきた日です。

戦争ではなく、世界の崩壊

空が割れる。通りの向こうが一瞬だけ別の都市になる。海の色が変わる。誰かの家の窓の外に、知らない空が映る。空間が歪んで、別世界が一瞬だけ重なる。軍隊を出しても、敵がいない。消える側と、残る側が、同じ座標に重なっているだけです。

サム・ウィルソンのニューアベンジャーズが動く。エレーナもバッキーも、現場に出る。ただ、殴る相手がいない。裂け目を塞ぐ、人を逃す、情報を集める。戦争ではなく、世界の崩壊です。

ここ、長く撮りたい。日常が、少しずつ別の日常に侵されていく怖さ。公式予習リストに『ロキ』と『マルチバース・オブ・マッドネス』と『ノー・ウェイ・ホーム』が入っている理由を、ここに使います。マルチバースが概念ではなく、道の向こうの風景になる。ピーターが一度体験した「別世界の顔が同じ街に立つ」感覚が、今度は街そのものに起きる。

『サンダーボルツ*』ビジュアル(TMDB)

ワカンダとタロカン——エネルギーが集まる場所

エネルギーが集中するのは、ワカンダとタロカンです。

ヴィブラニウムの鉱脈がインカージョンの揺らぎに共鳴する。シュリが調査を始める。数字がおかしい。空だけではなく、足元の鉱脈が別世界の鉱脈と重なり始めている。

ネイモアが現れる。対立する。当然です。ネイモアは「お前たちの空が、自分たちの海を割っている」と言う。シュリは「割れ目は片方のせいじゃない」と返す。

その口論の最中に、裂け目が開く。

別世界が見える。森か、都市か、あるいは別のワカンダ。

「世界と世界の衝突。」

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が公式リストに入っている理由を、バトルの頭数だとは思っていません。エネルギーが集まる場所だからです。トレーラーにシュリとネイモアがいるのも、顔見せではなく、震源地の住人としてここに回収します。

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ビジュアル(TMDB)

テン・リングスとバングル——止める鍵にも、利用する鍵にも

同時に、テン・リングスとバングルが鳴る。

シャン・チーの腕の輪。カマラのバングル。このふたつがマルチバースの揺らぎに共鳴する。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が公式15作品に入っていて、『ミズ・マーベル』や『マーベルズ』が入っていない——公式は宿題を増やしたくないのだと思います。でも脳内では、カマラは外しません。リングスとバングルは、対になる鍵です。

止める鍵にもなりうる。ドゥームが利用する鍵にもなりうる。

シャン・チーは「止められる」と思い込む。カマラは「つながっている」と感じる。リードは「周波数だ」と言う。ドゥームは、最初から両方とも回収リストに入れている。入口と手だけでは、回路が足りない。輪とバングルが、糸になる。

X-MEN世界が、本当に重なる

そして、FOX版X-MENの世界が、本当に重なる。

プロフェッサーX、マグニートー、サイクロプス。公式キャストで戻ってくると発表されている顔ぶれです。彼らは「ゲスト出演」ではない。自分たちの世界を、こちら側と同じ密度で守っている。

616側から見れば、突然現れたミュータントの国。FOX側から見れば、突然現れたアベンジャーズの世界。どちらも自分の空を守ろうとする。どちらも正しい。

第1幕で書いたとおり、FOX側も『フューチャー&パスト』で都合よく過去をねじっている。重なる相手は「一度も改変していない無垢な世界」ではない。616と同じ種類の罪を持った世界として重なる。

ヒーロー対ヒーローという残酷なルール

だから、ヒーロー対ヒーローになる。

シャン・チーがガンビットと殴り合う予告のカット——ヒーロー対ヒーローの予兆——を、ここに回収します。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ビジュアル(TMDB)

仲が悪いからではない。世界が重なって、片方を残すために、もう片方を消そうとしているからです。チャールズは対話を試みる。エリックは力で境界を固定しようとする。サムは前線をまとめる。誰も悪役ではないのに、殴り合う。

ルールが、残酷です。

どちらかの世界が消滅しなければ、両方消える。

観客は、応援する側を選べなくなる。好きなヒーローが、好きなヒーローを消そうとする。ドゥームズデイという題名を、自分は爆発の日ではなく、この選択の日だと思っています。プロフェッサーXの予告ナレーション——考えられない決断を迫られる——を、ここに回収します。

『X-MEN』(2000)ビジュアル(TMDB)

ドゥーム・センチネル——争っているあいだに、鍵は揃う

両陣営が消耗したあと、センチネルが大量投入される。

ここがドゥームの手です。ヒーロー同士で削らせて、必要物を回収する。センチネルはFOX側の悪夢でもあり、616側にとっては未知の兵器でもある。Special Lookに出ている以上、「背景」にはしません。主兵器です。

標的は、両ヒーローだけではない。ワカンダもタロカンも狙われる。エネルギーが集中している場所は、インカージョンの燃料でもある。

ヒーローたちは、敵同士のまま、同じ機械に撃たれる。それでも、すぐには手を組まない。その間にドゥームは、必要なものを回収していく。ラブ。フランクリン。リングス。バングル。インカージョンのエネルギー。争っている間に、鍵は揃っていく。

『フューチャー&パスト』が公式予習から外れていること、まだ気になっています。センチネルが出るなら見せてくれよ、と予習記事でも書きました。この妄想では、あの未来の支配者は、今度はドゥームの意匠を着る。過去作の予習がなくても「巨大な狩猟機械」として成立する——だから公式は外した、ということにしておきますw

デッドプールとウルヴァリン——救いはなく、隙間だけ

そこに、デッドプールとウルヴァリンが乱入する。

メタです。ここだけ、自分は笑っていいと思っています。D23のファンサービス映像を出演確定とは書きません。ただ、この妄想では入れます。「もし自分が作るなら」の話なので。

デッドプールは、両陣営の喧嘩を実況しながら、つなぐ。ウルヴァリンは、つなぐ気などなく、目の前のセンチネルを切る。結果として、616とFOXのあいだに、人が通る隙間ができる。

旧FOX側には、すでに「最後の戦い」の空気がある。デッドプールがそれを冗談にしても、空気は消えない。この空気を『シークレット・ウォーズ』まで持ち越します。今はまだ、乱入です。救いではない。隙間です。第5幕のバトンは、まだ地面に落ちていません。

『デッドプール&ウルヴァリン』ビジュアル(TMDB)

ここまでの妄想を整理すると

各地で世界が重なる。震源はワカンダとタロカン。リングスとバングルが両義の糸になる。ヒーロー対ヒーローの残酷なルールのあいだに、センチネルが鍵を揃える。DP&ウルヴァリンは救いではなく隙間。——戦争モンタージュにすると、題名の残酷さが消える。ここまでが第2幕です。

第3幕 要塞・仮面・DOOMSDAY

ドゥームの本当の狙いは、ここで全部揃う。

ラブの確保。フランクリン。テン・リングス。バングル。各地インカージョンのエネルギー。センチネルで削った時間は、回収の時間だった。要塞が姿を現す。緑と鉄の城。世界の裂け目の真ん中に建っている。

総力戦と、ソーの再戦

ヒーローたちは、初めて同じ方向を向く。総力戦です。ワカンダもタロカンも、ニューアベンジャーズも、FOXのX-MENも、F4も、ソーも。

ソーが再戦する。冒頭で負けた相手に、もう一度行く。ストームブレイカーが再び弾かれる。それでもソーは、問う。

「作り替えるつもりか。」

ドゥームが答える。

「壊れすぎている。正しい世界を作る。」

リードが言った言葉と、同じ認識。結論だけが違う。ここ、かなり好き。科学者の恐怖と、独裁者の確信が、同じ診断書を持っている。殴る理由は「邪悪だから」ではなく、「正しい世界の定義を、ひとりで決めるな」です。

要塞の内部は、装置です。ラブとフランクリンが、鍵の位置に置かれる。入口と、入口の先の手。リングスとバングルが、回路になる。インカージョンの光が、糸になる。間に合わない方に賭けているのが、この映画の意地だと思います。間に合いません。

ラトヴェリアの魔女たち——賛同した側

サンディエゴ・コミコンで見せた衣装を回収します。ドゥーム本人の鎧のほかに、三人分の魔女衣装。SDCCの展示を思い出すと、色が揃っていなかった。緑、黄、紫。(手元に公式スチールが無いので、ここでは色の記憶だけ置きます)

ここももちろん、完全に自分の読みです。

大事なのは、奪われた犠牲者ではなく、ドゥームの話を聞いて、意思に賛同した側だということです。色も、こう置きます。

  • **緑=シルヴィ**——TVAと分岐を知っている女。今のロキの状態——神聖な時間軸の玉座に一人で座り続ける結末——を、正解だとは思っていない。賛同は、ロキへの反論でもある。緑は、ドゥーム側の色に一番近い。
  • **紫=クレア——ドクター・ストレンジ側の異界を知る女として置く(クレア=Clea)。再構築を、道徳ではなくインカージョンを収める術**として最適だと見ている。紫は、異界寄りの色としてしっくりくる。
  • **黄=ワンダ**——ウエストビューで、現実そのものを書き換えた。ドゥームが「正しい世界を作る」と言うとき、彼女の中では既視感がある。賛同の入口が、一番太い。黄色は、スカーレット・ウィッチのイメージとはちょっと違う。でも展示がそう見えたなら、そう置く。イメージと違う色だからこそ、もうスカーレット・ウィッチの制服ではない、ラトヴェリア側の衣、と読める。

三人はラトヴェリアの魔女として並ぶ。三色は、悪役の制服というより、同じ診断書に署名した衣です。シルヴィはロキの現状への拒否、クレアはインカージョン収束の最適手、ワンダは現実改変の延長。魔女たちが「賛同者」だと置かないと、あとのトニー顔が、ただのサプライズ顔になります。衣を着た三人と、顔を借りた一人が、同じ思想の両面になるための土台です。

仮面が砕ける。下は、トニーと同じ顔

決戦のどこかで、仮面が砕ける。

下から出てくるのは、トニー・スタークと同じ顔です。ロバート・ダウニー・Jr. の顔です。RDJがドゥームを演じることは公式です。仮面の下まで同じ顔かどうかは、公式は言っていない。この妄想では、同じ顔にします。

ピーターが、その場にいる。『ブランド・ニュー・デイ』のポストクレジットで、スパイディ・トラッカーが地球の外へ反応が伸びていたこと。公式予習からBNDが外れていること。予習記事では「本格合流はシークレット・ウォーズ側では」とも書いた。でもこの妄想では、ドゥームズデイの終わりに、間に合います。間に合うから、痛い。公式リストが外した宿題を、敗北のスイッチとして使う。

ピーターが言う。

「トニーさん?」

ここ、めちゃくちゃ好きなんですよねw

周囲が止まる。サムも、ソーも、一瞬だけ手が遅れる。

でも——トニーの顔を見せて「動揺させる」だけなら、正直ちょっと弱い。せっかくRDJをドゥームにするなら、顔そのものが戦況を変えるくらいまでやってほしい。「トニーなら……」その一瞬の迷いを、ドゥームが吸い取る。

つまり、トニーの顔は精神攻撃じゃない。勝機を吸い寄せる装置。

これなら、RDJをドゥームにした意味が出る。

エンドゲームで世界を一度終わらせ、もう一度繋いだ男の顔が、今は世界を縫い直す装置の前に立っている。ヒーロー側の連携が、一瞬だけ「トニーなら正しい」に傾く。スタークの遺産を知っている人間ほど、迷いが深い。隊の判断が、半拍遅れる。その半拍が、装置の起動に足りる。

予告でスティーブが「奇跡」として帰ってくるなら、もう一つの奇跡の顔がこちら側にいる。奇跡が、ふたつ同時に戦場に出る。片方は希望で、片方は罠。しかも罠の方は、希望と同じ顔をしている。ラトヴェリアの魔女が三色の衣で「正しさに賛同した側」なら、トニー顔は「正しさの顔」です。

動揺を利用して、装置が起動する。

ここ、かなり残酷に撮りたい。ヒーローが勝機を作ったあとに負けるのではなく、勝機に見えた顔が、負けのスイッチになる。誰にも知られていない男が、一番よく知っている顔を呼んでしまう。その残酷さが、第6幕の「さて、やるか。」まで残る。

DOOMSDAY——勝敗だけを置く

装置が落ちる。題名どおりの日です。

616と、FOXのX-MEN世界が衝突する。白光。音が消える。ヒーローが負ける。個別の死亡は、ここではまだ確定させません。勝敗だけを置く。

ヒーロー敗北。ドゥーム勝利。

空がひとつになるのではない。空が、破れる。エンドゲームのスナップより視覚的に汚い。消えるのではなく、裂ける。ワカンダの空と、Xマンションの空と、ニューヨークの空が、同じ白い傷でつながる。

映画は、ここで終わりかけていい。クレジット前の闇。『ドゥームズデイ』を、自分は勝利の映画だとは思っていません。終焉の映画です。今は、負けた、でいい。

クレジット後——ポスクレ。ここでようやくビーストが合流する。本編の顔ぶれには並べない。『シークレット・ウォーズ』側への入口として、手がかかる。『マーベルズ』は予習リストに入れていない読者でも、ここから追い始められるように。FOX勢の残り枠が、第2部で開く。

ここまでの妄想を整理すると

鍵が揃い、要塞が立ち上がる。ラトヴェリアの魔女は賛同者。トニーの顔は精神攻撃ではなく、勝機を吸い寄せる装置。半拍の迷いが、白光になる。——第3幕は、選択のあとで負ける日です。

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第2部について

ここまでが第1部——『ドゥームズデイ』側の妄想です。

空が裂ける。ヒーローは負ける。勝敗だけが残る。

縫い合わされた帝国、玉座、旧世代の祭り、そして「さて、やるか。」は、第2部『シークレット・ウォーズ』側で書きます。

ここまで妄想に付き合っていただきありがとうございます!w

第2部——『シークレット・ウォーズ』側の妄想も、絶賛執筆中です。

MCUって、この妄想考察も楽しいですよねー。

予習は /doomsday-prep。相関図は /universe。

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