『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』完全妄想プロット(1/2)〜世界の終焉〜
【ネタバレ注意・完全妄想です/第1部(1/2)】
この記事は、公開済み作品のネタバレに加えて、まだ公開されていない『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』について、かなり具体的な架空プロットを書いています。
先に言っておきます。
これはリークではありません。
Marvel Studiosの公式あらすじでも、関係者から聞いた話でも、未公開脚本でもありません。
トレーラーやSpecial Lookで出ている映像、公開済み作品、ポストクレジット、発表されているキャストや設定。
そして、当サイトでまとめている『ドゥームズデイ』予習リスト——/doomsday-prep。
そこから、
「もし自分が『ドゥームズデイ』を作るなら、こうする」——続きの第2部は準備中です
という妄想を膨らませています。
なので、当たっても外れても知りませんw
当たったら「うわ、俺の妄想すげえ!」となりますし、外れたら「そりゃそうだろw」で終わりです。
そういう記事です。
相関図は /universe にまとめています。
キャラクターが「どの世界から来たのか」を確認しながら読むと、今回の妄想も少し分かりやすくなると思います。
この妄想の幕構成
全2部構成です。
この第1部は『ドゥームズデイ』側——前半3幕だけです。
第2部で『シークレット・ウォーズ』側の後半3幕に続きます。
もちろん公式の章立てではありません。
自分が見たい順番ですw
- 第1幕 ラブ奪取と二つの鍵
- 第2幕 各地インカージョン
- 第3幕 要塞・仮面・DOOMSDAY
続き(第2部)は準備中です(公開後にリンクします):
- 第4幕 Battleworld
- 第5幕 シークレット・ウォーズ
- 第6幕 NEW MCU
そして、この第1部の終わりは――
世界の終焉です。
第1幕 ラブ奪取と二つの鍵
映画は、地球から始まりません。
最初の画面は、宇宙です。星の残骸、緑の魔力、金属の輪郭。そこでソーが、ひとりでドクター・ドゥームを追っている。
叫びます。
「ラブを返せ!」
ラブは人質ではない。入口である
ここ、トレーラーを見た瞬間からずっと引っかかっていました。ソー主体の予告。ラブが捕らえられているように見えるカット。そのあと地球側で、ファンタスティック・フォーがソーの警告にすぐ反応しているように見えること。
だから、自分はこう置きます。
冒頭で、すでにラブは連行されている。
ラブは、ソーが娘として連れている少女です。ただの一般人の子供ではない。かつて「神を殺す」ための力に触れた残りとして生まれ、宇宙規模のエネルギー——ここで言うコズミックパワー——に、体が開いている。本人が望んで扉を開けているわけではない。開けられる側にいる。だから怖い。
ちなみに「コズミックパワー」って言葉、原作を知らないとピンとこないと思います。自分も、原作の定義をそのまま持ち込む気はないです。MCU側の手がかりとしては、『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』でギャラクタスが、少しだけこの系統の力に触れていた、という記憶がある。世界を食い、宇宙のスケールで動く存在の話の延長にある、というくらいの置き方です。細かい原作用語は置いて、「個人の魔法より一段大きい、宇宙側の力」くらいで読んでください。
冒頭で、ラブの顔を長く映したい。怖がっているのか、無表情なのか。入口は、自分では扉を開けない。開けられる側にいる——あとでフランクリンと対になったとき、ここが効く。
『ソー:ラブ&サンダー』を見ていなくても、ここまで読めば通る形にしてあります。復習宿題にはしません。
公式の予習リストに『ラブ&サンダー』が入っていない理由も、こう置きます。ラブは「見てから来い」の宿題ではなく、『ドゥームズデイ』本編の冒頭で一から説明する役だから、です。F4が入っているのは、家族とドゥームの距離が宿題だから。いっぽうラブは、本編が直接教える入口。……ということにしておきますw
ドゥームの目的は、殺すことではない。コズミックパワーへのアクセスとして、鍵にする。ソーから見れば娘。ドゥームから見れば、感情の人質ではなく、装置の部品。同じ存在の、見え方が真逆。
ストームブレイカーが、通じない
ソーは当然、頭に血が上る。ストームブレイカーを振るう。サノスですら、最後は体で受けて、それでも膝をついた。
でもストームブレイカーが、通じない。
弾かれる。折れる。あるいは緑の魔力に呑まれる。結果は同じです。ソーは勝てない。
ここ、ただ「ドゥームが強い」で終わらせたくない。
冒頭の時点で、ラブはすでに連れ去られている。つまりドゥームは、鍵を確保した状態でソーと戦っている。だからソーの一撃すら押し返される。
でも画面の印象は、もう少し変です。ドゥームの緑の魔力に、ただの魔法じゃない何かが混ざっている。斧が弾かれる感じが、鎧の硬さだけじゃない。
それが自分の妄想では——ラブを通じて、コズミックパワーを扱い始めているんじゃないか。
F4でギャラクタスが匂わせた、あの「宇宙側の力」の延長です。「コズミックパワーです」と決めつけたいわけではない。あれ、これってもしかして……と、読者を引っ張る感じで置きたい。
ラブを返せ、と言っているちょうどその相手が、ラブで強化されているかもしれない。親子の救出と鍵の奪い合いが、同じ一撃に重なる。ここ、かなり好きです。
ドゥームは、ソーを殺さない。必要がない。入口はもう手元にある。警告役として地球に帰した方が、むしろ都合がいいかもしれない。
ドゥームは去る。
残されたソーの顔は、怒りというより、理解です。
「今までの敵とは違う。」
ここ、第1幕の核にしたいです。エンドゲーム後のMCUで一番強い部類の神が、最初の10分で落とされる。観客も、ソーと同じ場所に立たされる。「娘を奪われ、斧が通じない」——前作を見ていなくても、危機の大きさは伝わる。
地球へ戻る。破壊ではない、再構築だ
ソーは地球へ戻る。警告しに来る。
最初に話が通るのは、ニューアベンジャーズ側と、ファンタスティック・フォー側。サムのチームは「いま地球を守っている側」。リード・リチャーズは「世界の壊れ方を数式で見ている側」。
リードは、すぐにこう言う。
破壊ではない、と。
マルチバースが消えていくように見える現象は、ただの滅亡ではない。再構築の可能性がある。誰かが、壊れた世界を材料にして、別の世界を編もうとしている。
そしてリードは、もう一つ言う。
ラブだけでは足りない。
コズミックパワーに触れている子供がひとりいても、宇宙そのものを縫い直すには足りない。もう一本、別の種類の鍵が要る。
二つの鍵——入口と、入口の先の手
もう一つの鍵は、フランクリン・リチャーズです。
- ラブ=コズミックパワーへのアクセス。宇宙規模のエネルギーに手を伸ばすための入口(F4でギャラクタスが触れた系統の力、という読み)
- フランクリン=現実改変。入口の先で、世界のルールそのものを書き換える手
片方だけでは、扉は開かない。入口だけあっても、中で何を書くかは決まらない。手だけあっても、書く場所に届かない。だから二本。種類が違う。同じ「子供」に見えて、役割が真逆。
だからドゥームは、最初にラブを取りに行った。ソーが一番痛い場所を、最初に突く。フランクリンは地球側、F4の側にいる。後から取りに行けばいい。順序が、性格そのものです。
リードの顔を想像します。科学者として理解してしまう苦しみ。自分の息子が、世界を救う鍵ではなく、世界を作り替える鍵にされている。『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で見せた家族の話が、ここで裏返る。F4が公式リストに入っている理由を、「面子」だけだとは思っていません。鍵の話だと思っています。
ドゥームの目的は、滅ぼすことではない
ここももちろん、完全に自分の妄想ですw
目的は、滅ぼすことではない。
壊れたマルチバースを、自分の手で再構築すること。
インカージョンで世界が消えていくなら、消えるのを待つのではなく、一度壊して材料にする。正しい世界を、最初から作り直す。言葉にすると、すごく正義面している。だから危ない。
そして、都合のいい妄想を、もう一段足します。
インカージョンは、『エンドゲーム』で過去を改変した時点で、もう始まっていたのではないか。
タイムトラベルで石を戻し、スナップを覆し、勝った世界を本軸にした。観客としては祝福です。でもマルチバース側から見れば、一本の時間軸を無理にねじった傷かもしれない。『ロキ』や『マルチバース・オブ・マッドネス』で見せた衝突の予兆は、その傷の続きだと置くと、第2幕の各地インカージョンが突然の災害ではなく、すでに始まっていた崩壊の地表化になる。これも、都合のいい後付けです。認めたうえで使います。
その都合の先に、ドゥームの私怨を置きます。結果的に、大切な人を失った可能性がある。誰か、とは断定しません。母でも、恋人でも、別宇宙の自分でもいい。大事なのは、「ヒーローが勝った改変」のあとに、彼の側だけが空席になった、という非対称です。
もう一段、刺します。
もしドゥームから見たら、エンドゲームは「世界を救った物語」じゃない。本来起きるはずだった結末を、ヒーローが無理やりひっくり返した物語なんじゃないか。
本来の616の本軸は、サノスが勝って生命を半分にした世界だった——そう置く。エンドゲームは、その本軸から外れた勝利。ドゥームから見れば、616は「勝った世界」ではなく「改変で生き残った世界」です。サノスの均衡を肯定するわけではない。ヒーローの勝利が生んだ傷を、自分の手で上書きする。二番煎じに見えて、実はエンドゲームへの反論です。
そして、ねじったのは616だけではない。
616だけが世界をねじったわけじゃない。FOX側も一度、都合のいい未来に作り直している。
はっきり時間を戻して未来の虐殺を上書きしたのは『X-MEN:フューチャー&パスト』です。MCUがエンドゲームでやったことと、鏡。ドゥームが「都合のいい世界」と言うとき、616の勝利だけを指しているわけではない。インカージョンは、その二つ(以上)の都合が、同じ空でぶつかった結果だと置くと、第2幕がただの災害モンタージュではなくなります。これも都合のいい妄想ですw
なら、自分が直す、と。あなたたちがねじった傷を、私が縫う、と。
この思想を、自分は映画の中心に置きたいです。ヒーローが殴る相手が「悪い魔法使い」だと、ただの総力戦で終わる。相手が「正しい世界を作る」と言い切る人間だと——ヒーロー側も割れる。自分の世界を守ることが、別の世界を消すことに直結するからです。
ここまでの妄想を整理すると
ラブは人質ではなく入口。フランクリンは入口の先の手。二本揃ったとき、世界は縫い直せる。冒頭でストームブレイカーが通じないのは、鍵を確保したドゥームの緑に「ただの魔法じゃない何か」が混ざっているから——自分の妄想では、それがコズミックパワーなんじゃないか、という線。エンドゲーム改変とFOX側の都合のいい過去改変が、インカージョンの土台。再構築は正義面の私怨でもある——ここまでが第1幕です。
第2幕 各地インカージョン——世界が重なる
地球・616側では、各地でインカージョンが始まる。突然の災害ではない。第1幕で置いた都合のいい妄想どおり、エンドゲームで過去をねじった傷が、ようやく地表に出てきた日です。
戦争ではなく、世界の崩壊
空が割れる。通りの向こうが一瞬だけ別の都市になる。海の色が変わる。誰かの家の窓の外に、知らない空が映る。空間が歪んで、別世界が一瞬だけ重なる。軍隊を出しても、敵がいない。消える側と、残る側が、同じ座標に重なっているだけです。
サム・ウィルソンのニューアベンジャーズが動く。エレーナもバッキーも、現場に出る。ただ、殴る相手がいない。裂け目を塞ぐ、人を逃す、情報を集める。戦争ではなく、世界の崩壊です。
ここ、長く撮りたい。日常が、少しずつ別の日常に侵されていく怖さ。公式予習リストに『ロキ』と『マルチバース・オブ・マッドネス』と『ノー・ウェイ・ホーム』が入っている理由を、ここに使います。マルチバースが概念ではなく、道の向こうの風景になる。ピーターが一度体験した「別世界の顔が同じ街に立つ」感覚が、今度は街そのものに起きる。
ワカンダとタロカン——エネルギーが集まる場所
エネルギーが集中するのは、ワカンダとタロカンです。
ヴィブラニウムの鉱脈がインカージョンの揺らぎに共鳴する。シュリが調査を始める。数字がおかしい。空だけではなく、足元の鉱脈が別世界の鉱脈と重なり始めている。
ネイモアが現れる。対立する。当然です。ネイモアは「お前たちの空が、自分たちの海を割っている」と言う。シュリは「割れ目は片方のせいじゃない」と返す。
その口論の最中に、裂け目が開く。
別世界が見える。森か、都市か、あるいは別のワカンダ。
「世界と世界の衝突。」
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が公式リストに入っている理由を、バトルの頭数だとは思っていません。エネルギーが集まる場所だからです。トレーラーにシュリとネイモアがいるのも、顔見せではなく、震源地の住人としてここに回収します。
テン・リングスとバングル——止める鍵にも、利用する鍵にも
同時に、テン・リングスとバングルが鳴る。
シャン・チーの腕の輪。カマラのバングル。このふたつがマルチバースの揺らぎに共鳴する。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が公式15作品に入っていて、『ミズ・マーベル』や『マーベルズ』が入っていない——公式は宿題を増やしたくないのだと思います。でも脳内では、カマラは外しません。リングスとバングルは、対になる鍵です。
止める鍵にもなりうる。ドゥームが利用する鍵にもなりうる。
シャン・チーは「止められる」と思い込む。カマラは「つながっている」と感じる。リードは「周波数だ」と言う。ドゥームは、最初から両方とも回収リストに入れている。入口と手だけでは、回路が足りない。輪とバングルが、糸になる。
X-MEN世界が、本当に重なる
そして、FOX版X-MENの世界が、本当に重なる。
プロフェッサーX、マグニートー、サイクロプス。公式キャストで戻ってくると発表されている顔ぶれです。彼らは「ゲスト出演」ではない。自分たちの世界を、こちら側と同じ密度で守っている。
616側から見れば、突然現れたミュータントの国。FOX側から見れば、突然現れたアベンジャーズの世界。どちらも自分の空を守ろうとする。どちらも正しい。
第1幕で書いたとおり、FOX側も『フューチャー&パスト』で都合よく過去をねじっている。重なる相手は「一度も改変していない無垢な世界」ではない。616と同じ種類の罪を持った世界として重なる。
ヒーロー対ヒーローという残酷なルール
だから、ヒーロー対ヒーローになる。
シャン・チーがガンビットと殴り合う予告のカット——ヒーロー対ヒーローの予兆——を、ここに回収します。
仲が悪いからではない。世界が重なって、片方を残すために、もう片方を消そうとしているからです。チャールズは対話を試みる。エリックは力で境界を固定しようとする。サムは前線をまとめる。誰も悪役ではないのに、殴り合う。
ルールが、残酷です。
どちらかの世界が消滅しなければ、両方消える。
観客は、応援する側を選べなくなる。好きなヒーローが、好きなヒーローを消そうとする。ドゥームズデイという題名を、自分は爆発の日ではなく、この選択の日だと思っています。プロフェッサーXの予告ナレーション——考えられない決断を迫られる——を、ここに回収します。
ドゥーム・センチネル——争っているあいだに、鍵は揃う
両陣営が消耗したあと、センチネルが大量投入される。
ここがドゥームの手です。ヒーロー同士で削らせて、必要物を回収する。センチネルはFOX側の悪夢でもあり、616側にとっては未知の兵器でもある。Special Lookに出ている以上、「背景」にはしません。主兵器です。
標的は、両ヒーローだけではない。ワカンダもタロカンも狙われる。エネルギーが集中している場所は、インカージョンの燃料でもある。
ヒーローたちは、敵同士のまま、同じ機械に撃たれる。それでも、すぐには手を組まない。その間にドゥームは、必要なものを回収していく。ラブ。フランクリン。リングス。バングル。インカージョンのエネルギー。争っている間に、鍵は揃っていく。
『フューチャー&パスト』が公式予習から外れていること、まだ気になっています。センチネルが出るなら見せてくれよ、と予習記事でも書きました。この妄想では、あの未来の支配者は、今度はドゥームの意匠を着る。過去作の予習がなくても「巨大な狩猟機械」として成立する——だから公式は外した、ということにしておきますw
デッドプールとウルヴァリン——救いはなく、隙間だけ
メタです。ここだけ、自分は笑っていいと思っています。D23のファンサービス映像を出演確定とは書きません。ただ、この妄想では入れます。「もし自分が作るなら」の話なので。
デッドプールは、両陣営の喧嘩を実況しながら、つなぐ。ウルヴァリンは、つなぐ気などなく、目の前のセンチネルを切る。結果として、616とFOXのあいだに、人が通る隙間ができる。
旧FOX側には、すでに「最後の戦い」の空気がある。デッドプールがそれを冗談にしても、空気は消えない。この空気を『シークレット・ウォーズ』まで持ち越します。今はまだ、乱入です。救いではない。隙間です。第5幕のバトンは、まだ地面に落ちていません。
ここまでの妄想を整理すると
各地で世界が重なる。震源はワカンダとタロカン。リングスとバングルが両義の糸になる。ヒーロー対ヒーローの残酷なルールのあいだに、センチネルが鍵を揃える。DP&ウルヴァリンは救いではなく隙間。——戦争モンタージュにすると、題名の残酷さが消える。ここまでが第2幕です。
第3幕 要塞・仮面・DOOMSDAY
ドゥームの本当の狙いは、ここで全部揃う。
ラブの確保。フランクリン。テン・リングス。バングル。各地インカージョンのエネルギー。センチネルで削った時間は、回収の時間だった。要塞が姿を現す。緑と鉄の城。世界の裂け目の真ん中に建っている。
総力戦と、ソーの再戦
ヒーローたちは、初めて同じ方向を向く。総力戦です。ワカンダもタロカンも、ニューアベンジャーズも、FOXのX-MENも、F4も、ソーも。
ソーが再戦する。冒頭で負けた相手に、もう一度行く。ストームブレイカーが再び弾かれる。それでもソーは、問う。
「作り替えるつもりか。」
ドゥームが答える。
「壊れすぎている。正しい世界を作る。」
リードが言った言葉と、同じ認識。結論だけが違う。ここ、かなり好き。科学者の恐怖と、独裁者の確信が、同じ診断書を持っている。殴る理由は「邪悪だから」ではなく、「正しい世界の定義を、ひとりで決めるな」です。
要塞の内部は、装置です。ラブとフランクリンが、鍵の位置に置かれる。入口と、入口の先の手。リングスとバングルが、回路になる。インカージョンの光が、糸になる。間に合わない方に賭けているのが、この映画の意地だと思います。間に合いません。
ラトヴェリアの魔女たち——賛同した側
サンディエゴ・コミコンで見せた衣装を回収します。ドゥーム本人の鎧のほかに、三人分の魔女衣装。SDCCの展示を思い出すと、色が揃っていなかった。緑、黄、紫。(手元に公式スチールが無いので、ここでは色の記憶だけ置きます)
ここももちろん、完全に自分の読みです。
大事なのは、奪われた犠牲者ではなく、ドゥームの話を聞いて、意思に賛同した側だということです。色も、こう置きます。
- **緑=シルヴィ**——TVAと分岐を知っている女。今のロキの状態——神聖な時間軸の玉座に一人で座り続ける結末——を、正解だとは思っていない。賛同は、ロキへの反論でもある。緑は、ドゥーム側の色に一番近い。
- **紫=クレア——ドクター・ストレンジ側の異界を知る女として置く(クレア=Clea)。再構築を、道徳ではなくインカージョンを収める術**として最適だと見ている。紫は、異界寄りの色としてしっくりくる。
- **黄=ワンダ**——ウエストビューで、現実そのものを書き換えた。ドゥームが「正しい世界を作る」と言うとき、彼女の中では既視感がある。賛同の入口が、一番太い。黄色は、スカーレット・ウィッチのイメージとはちょっと違う。でも展示がそう見えたなら、そう置く。イメージと違う色だからこそ、もうスカーレット・ウィッチの制服ではない、ラトヴェリア側の衣、と読める。
三人はラトヴェリアの魔女として並ぶ。三色は、悪役の制服というより、同じ診断書に署名した衣です。シルヴィはロキの現状への拒否、クレアはインカージョン収束の最適手、ワンダは現実改変の延長。魔女たちが「賛同者」だと置かないと、あとのトニー顔が、ただのサプライズ顔になります。衣を着た三人と、顔を借りた一人が、同じ思想の両面になるための土台です。
仮面が砕ける。下は、トニーと同じ顔
決戦のどこかで、仮面が砕ける。
下から出てくるのは、トニー・スタークと同じ顔です。ロバート・ダウニー・Jr. の顔です。RDJがドゥームを演じることは公式です。仮面の下まで同じ顔かどうかは、公式は言っていない。この妄想では、同じ顔にします。
ピーターが、その場にいる。『ブランド・ニュー・デイ』のポストクレジットで、スパイディ・トラッカーが地球の外へ反応が伸びていたこと。公式予習からBNDが外れていること。予習記事では「本格合流はシークレット・ウォーズ側では」とも書いた。でもこの妄想では、ドゥームズデイの終わりに、間に合います。間に合うから、痛い。公式リストが外した宿題を、敗北のスイッチとして使う。
ピーターが言う。
「トニーさん?」
ここ、めちゃくちゃ好きなんですよねw
周囲が止まる。サムも、ソーも、一瞬だけ手が遅れる。
でも——トニーの顔を見せて「動揺させる」だけなら、正直ちょっと弱い。せっかくRDJをドゥームにするなら、顔そのものが戦況を変えるくらいまでやってほしい。「トニーなら……」その一瞬の迷いを、ドゥームが吸い取る。
つまり、トニーの顔は精神攻撃じゃない。勝機を吸い寄せる装置。
これなら、RDJをドゥームにした意味が出る。
エンドゲームで世界を一度終わらせ、もう一度繋いだ男の顔が、今は世界を縫い直す装置の前に立っている。ヒーロー側の連携が、一瞬だけ「トニーなら正しい」に傾く。スタークの遺産を知っている人間ほど、迷いが深い。隊の判断が、半拍遅れる。その半拍が、装置の起動に足りる。
予告でスティーブが「奇跡」として帰ってくるなら、もう一つの奇跡の顔がこちら側にいる。奇跡が、ふたつ同時に戦場に出る。片方は希望で、片方は罠。しかも罠の方は、希望と同じ顔をしている。ラトヴェリアの魔女が三色の衣で「正しさに賛同した側」なら、トニー顔は「正しさの顔」です。
動揺を利用して、装置が起動する。
ここ、かなり残酷に撮りたい。ヒーローが勝機を作ったあとに負けるのではなく、勝機に見えた顔が、負けのスイッチになる。誰にも知られていない男が、一番よく知っている顔を呼んでしまう。その残酷さが、第6幕の「さて、やるか。」まで残る。
DOOMSDAY——勝敗だけを置く
装置が落ちる。題名どおりの日です。
616と、FOXのX-MEN世界が衝突する。白光。音が消える。ヒーローが負ける。個別の死亡は、ここではまだ確定させません。勝敗だけを置く。
ヒーロー敗北。ドゥーム勝利。
空がひとつになるのではない。空が、破れる。エンドゲームのスナップより視覚的に汚い。消えるのではなく、裂ける。ワカンダの空と、Xマンションの空と、ニューヨークの空が、同じ白い傷でつながる。
映画は、ここで終わりかけていい。クレジット前の闇。『ドゥームズデイ』を、自分は勝利の映画だとは思っていません。終焉の映画です。今は、負けた、でいい。
クレジット後——ポスクレ。ここでようやくビーストが合流する。本編の顔ぶれには並べない。『シークレット・ウォーズ』側への入口として、手がかかる。『マーベルズ』は予習リストに入れていない読者でも、ここから追い始められるように。FOX勢の残り枠が、第2部で開く。
ここまでの妄想を整理すると
鍵が揃い、要塞が立ち上がる。ラトヴェリアの魔女は賛同者。トニーの顔は精神攻撃ではなく、勝機を吸い寄せる装置。半拍の迷いが、白光になる。——第3幕は、選択のあとで負ける日です。
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第2部について
ここまでが第1部——『ドゥームズデイ』側の妄想です。
空が裂ける。ヒーローは負ける。勝敗だけが残る。
縫い合わされた帝国、玉座、旧世代の祭り、そして「さて、やるか。」は、第2部『シークレット・ウォーズ』側で書きます。
ここまで妄想に付き合っていただきありがとうございます!w
第2部——『シークレット・ウォーズ』側の妄想も、絶賛執筆中です。
MCUって、この妄想考察も楽しいですよねー。
予習は /doomsday-prep。相関図は /universe。
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