ヴィブラニウム
Vibranium
特徴
ワカンダに産する希少な金属・鉱石。装置でも完成品の盾でもない。運動エネルギーを吸収し、技術や武具へ組み込まれる。キャプテン・アメリカの円盾は、この素材で作った完成品であり、対象を分けて扱う。[ディズニー公式 ブラックパンサー][Marvel.com ブラックパンサー(映像)][ディズニー公式 キャラクター紹介(ヴィブラニウムのシールド)]
アダマンチウムとは別物。ヴィブラニウムはワカンダ産の天然資源で、衝撃を受け止めて再利用する性質が中心。アダマンチウムは超金属で、ウルヴァリンの骨格結合と、公式トレーラーで国際対立の対象として名が出る。混同しない。[ディズニー公式 ブラックパンサー][ディズニー公式 ウルヴァリンとアダマンチウム][Rotten Tomatoes Trailers 転載(Get Tickets Now。アダマンチウムの台詞)]
MCU本編での素材としての初出は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)。ハワード・スタークが円盾の材料に使う。原石・鉱山・国産技術としての本格描写は『エイジ・オブ・ウルトロン』以降、とくに『ブラックパンサー』。[Marvel.com キャプテン・アメリカ(映像)][Marvel.com ブラックパンサー(映像)]
能力
運動エネルギー、とくに衝撃や音を吸収する。ブラックパンサーのスーツでは、受けた衝撃を吸収して攻撃へ変換する。切れない・壊れないことだけが定義ではない。[ディズニー公式 ブラックパンサー ナキア][Marvel.com ブラックパンサー(映像)][Marvel.com ワカンダ]
糸・槍・ビーズ・航空機など、加工すると国の技術基盤になる。シュリはこれを研究し、スーツや装備を作る。素材単体が意思を持ったり、宇宙を曲げたりはしない。[ディズニー公式 シュリ][Marvel.com オコエ(映像)]
ネタバレ能力の追記ネタバレ
ウルトロンはユリシーズ・クロウから奪ったワカンダ産ヴィブラニウムを、ヘレン・チョのクレイドルとマインドストーンと組み合わせ、最終ボディの材料にする。余りはソコヴィアの都市を浮かせ、落下による絶滅級の衝撃に使う。[Marvel.com ウルトロン(映像)][Marvel.com ヴィジョン(映像)]
所有者の変遷
ハワード・スターク/SSR → スティーブ・ロジャース
ハワードがヴィブラニウムを円盾へ加工し、スティーブ・ロジャースが実戦で使う。素材名がMCU本編で初めて出る。[Marvel.com キャプテン・アメリカ(映像)]
ワカンダ王家 → (変遷なし)
鉱山と加工技術はワカンダが管理する。クロウは密輸を企て、キルモンガーは資源の国外展開を狙う。所有の主体は国のまま。[ディズニー公式 ブラックパンサー][Marvel.com ブラックパンサー(映像)]
ネタバレ所有の変遷以降のネタバレ
ワカンダ(盗まれた備蓄) → ウルトロン
ウルトロンはクロウからワカンダ産ヴィブラニウムを入手し、最終ボディとソコヴィアの装置へ使う。[Marvel.com ウルトロン(映像)]
ワカンダ/タロカン → (ワカンダ独占が崩れる)
ワカンダでしか産出しないと思われていたヴィブラニウムを、ネイモア側も武装に使う。資源は一国の専有ではなくなる。[ディズニー公式 ワカンダ・フォーエバー]
重要な出来事
ハワードがヴィブラニウムを円盾へ加工する。素材としてのMCU初出。盾そのものは完成品として別に扱う。[Marvel.com キャプテン・アメリカ(映像)]
ネタバレ重要な出来事以降のネタバレ
ウルトロンがクロウの備蓄を入手し、ボディとソコヴィアの装置へ転用する。[Marvel.com ウルトロン(映像)]
鉱山と加工がワカンダの中核として描かれる。キルモンガーとの決着も鉱山で起きる。[Marvel.com ブラックパンサー(映像)]
ワカンダ独占ではないヴィブラニウム武装が現れ、資源をめぐる国家間の緊張が軸になる。[ディズニー公式 ワカンダ・フォーエバー]
ネタバレ現状・所在以降のネタバレ
所在: ワカンダとタロカンなど、複数の産地・利用地
最終的な持ち主: ワカンダとタロカンなど、産地・利用者が複数
クロウはワカンダからヴィブラニウムを盗む。『ワカンダ・フォーエバー』では、ワカンダ以外にもヴィブラニウムを用いる勢力(タロカン)が現れる。南極(アンチメタル)系統は本編の主軸ではない。[Marvel.com ブラックパンサー(映像)][ディズニー公式 ワカンダ・フォーエバー]
登場作品
原作設定
- 原作名
- ヴィブラニウム(Vibranium)
- 原作初出
Fantastic Four 第53号(1966年8月)が、ワカンダ産ヴィブラニウムの初出。ティ・チャラが、音を吸収する金属ヴィブラニウムはワカンダにしかない、と説明する。名前なし金属のさらに古い号を初出とする整理は二次だけなので断定しない。[Marvel.com Fantastic Four #53][Marvel.com ブラックパンサー史 1966-1968]
- 原作の起源
遠過去に隕石がワカンダへ落ち、ヴィブラニウムをもたらした、と公式のワカンダ項目にある。原作では南極(サベージランド)側の「アンチメタル」系統も別に語られる。[Marvel.com ワカンダ][Marvel.com ワカンダの神話とヴィブラニウム起源][Marvel.com Adamantium(南極ヴィブラニウムへの言及)]
- 原作の能力
ワカンダ産は音を含む運動エネルギーを吸収する。南極産は他の金属を崩すアンチメタルとして扱われる。[Marvel.com ブラックパンサー初出][Marvel.com Adamantium]
MCUと原作の違い
| 観点 | MCU | 原作 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 起源 | 『ブラックパンサー』冒頭ナレーションは、地球に落ちた隕石として語る。鉱山と国産技術が本編の主軸。 | 隕石由来のワカンダ産に加え、南極のアンチメタル系統が分かれる。 | |
| 素材 | 円盾はハワードがワカンダのヴィブラニウムから作る。アダマンチウムとの合金ではない。 | キャップの盾はマイロン・マクレインがヴィブラニウムと鋼を結合した、再現不能の合金(プロト・アダマンチウムとも呼ばれる)。 | |
| 能力 | 衝撃の吸収と再放出、加工による技術基盤。南極産アンチメタルは本編の主軸ではない。 | ワカンダ産は音吸収。南極産は金属を崩し、アダマンチウムすら分解しうる。 |
- 観点
- 起源
- MCU
- 『ブラックパンサー』冒頭ナレーションは、地球に落ちた隕石として語る。鉱山と国産技術が本編の主軸。
- 原作
- 隕石由来のワカンダ産に加え、南極のアンチメタル系統が分かれる。
- 観点
- 素材
- MCU
- 円盾はハワードがワカンダのヴィブラニウムから作る。アダマンチウムとの合金ではない。
- 原作
- キャップの盾はマイロン・マクレインがヴィブラニウムと鋼を結合した、再現不能の合金(プロト・アダマンチウムとも呼ばれる)。
- 観点
- 能力
- MCU
- 衝撃の吸収と再放出、加工による技術基盤。南極産アンチメタルは本編の主軸ではない。
- 原作
- ワカンダ産は音吸収。南極産は金属を崩し、アダマンチウムすら分解しうる。
注記
円盾・ブラックパンサーのスーツ・オコエの槍は、いずれもヴィブラニウムを使った完成品である。ここでは素材そのものを扱う。
『アイズ・オブ・ワカンダ』は、危険なヴィブラニウムの遺物を回収する任務を描く。素材の歴史側の補足。






