アーティファクト一覧

テッセラクト

Tesseract

特徴

  • 青い結晶状の立方体。MCUではインフィニティ・ストーンのひとつ、スペース・ストーンを収めた容器として描かれる。無限に近いエネルギー源として、複数の勢力が確保・研究を試みる。[Marvel.com ロキ(映像)][Marvel.com ソー(映像)]

  • 劇中では、かつてオーディンの宝物庫の至宝だったと語られる。地球ではノルウェーの集落で守られていた時期があり、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でヒドラがこれを狙う。[ディズニー公式 ファースト・アベンジャー]

能力

  • 空間を横断するエネルギーを秘め、ポータルの開口や兵器・エンジンの動力として転用される。ロキはこれを「無限のエネルギー源」とみなして狙う。[Marvel.com ロキ(映像)]

  • 中のスペース・ストーンは、空間そのものを支配するインフィニティ・ストーンとして位置づけられる(石の集合とガントレット運用の結末はネタバレ側)。[Marvel.com ロキ(映像)][ディズニー公式 サノス]

ネタバレ能力の追記ネタバレ
  • サノスは立方体を砕いて中のスペース・ストーンを取り出し、インフィニティ・ガントレットにはめる。2018年時点のストーンは、サノス自身が「原子レベルまで」破壊する。[Marvel.com ソー(映像)]

  • 『エンドゲーム』のタイム・ヘイストでは、2012年ニューヨークと1970年キャンプ・リーハイの過去側キューブが関わる。2012年のロキ(ヴァリアント)はキューブで逃走し、TVAに拘束される。[ディズニープラス『ロキ』]

所有者の変遷

  1. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

    トンズベルグの守護者たち → レッドスカル/ヒドラ

    第二次世界大戦中、ヒドラのヨハン・シュミット(レッドスカル)がノルウェーでキューブを確保し、兵器の動力に転用する。これがMCU本編での本格的な初出。[ディズニー公式 ファースト・アベンジャー]

  2. マイティ・ソー

    S.H.I.E.L.D. → (エリック・セルヴィグが研究)

    劇場公開順では『マイティ・ソー』のポストクレジットで、セルヴィグがS.H.I.E.L.D.施設のキューブを調べる描写が先に出る。[ディズニー公式 マイティ・ソー]

  3. アベンジャーズ

    S.H.I.E.L.D. → ロキ

    ロキはサンクチュアリでサノス側と取引し、テッセラクトを求めて地球へ来る。S.H.I.E.L.D.の研究施設からキューブを奪い、ニューヨーク上空のポータル開口に使う。[Marvel.com ロキ(映像)]

  4. キャプテン・マーベル

    S.H.I.E.L.D. → (キャロル・ダンヴァースの力の起源に関与)

    劇中年代は1995年。マー・ベルの光速エンジン研究にキューブが使われ、キャロルの力の起源にも関わる。本作の後も地球側の管理下に戻る。[ディズニー公式 キャプテン・マーベル]

ネタバレ所有の変遷以降のネタバレ
  1. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

    ハワード・スターク → —

    レッドスカルがキューブに直接触れて転送されたあと、本体は海へ沈む。ハワード・スタークが捜索中に回収する。[ディズニー公式 ファースト・アベンジャー]

  2. アベンジャーズ

    ロキ → ソー

    ニューヨークの戦いのあと、ソーは拘束したロキとテッセラクトをアスガルドへ持ち帰る。[Marvel.com ソー(映像)]

  3. マイティ・ソー バトルロイヤル

    オーディンの宝物庫 → ロキ

    オーディンの宝物庫からロキがテッセラクトを持ち出すことを検討し、難民船へ持ち込む。[Marvel.com ロキ(映像)]

  4. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

    ロキ → サノス

    サノスは難民船を襲い、ロキからキューブを奪って砕き、スペース・ストーンをガントレットに収める。ロキはこの場で殺される。[Marvel.com ソー(映像)][Marvel.com ロキ(映像)]

  5. アベンジャーズ/エンドゲーム

    2012年のロキ(ヴァリアント) → 2012年のロキ

    タイム・ヘイスト中、2012年ニューヨークのキューブを2012年のロキが奪って逃走する。この分岐がドラマ『ロキ』の起点。1970年側ではキャンプ・リーハイのキューブも関わる。[ディズニープラス『ロキ』]

  6. ロキ

    2012年のロキ(ヴァリアント) → TVA

    分岐したロキはTVAに拘束され、持ち込んだテッセラクトは押収される。神聖時間軸の2018年キューブ(サノスが砕いた個体)とは別系統の過去側キューブである。[ディズニープラス『ロキ』]

重要な出来事

ネタバレ重要な出来事以降のネタバレ

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

サノスが難民船でキューブを奪い、砕いてスペース・ストーンを得る。ロキはここで命を落とす。[Marvel.com ロキ(映像)]

アベンジャーズ/エンドゲーム

タイム・ヘイストで過去のキューブが再登場し、2012年のロキが逃走する。神聖時間軸のストーン自体は2018年サノスにより破壊済み。[ディズニープラス『ロキ』]

ネタバレ現状・所在以降のネタバレ

状態: 破壊

所在: 神聖時間軸のキューブは砕かれ、ストーンも破壊。分岐個体はTVA

最終的な持ち主: 神聖時間軸の本体は破壊。2012年分岐のキューブはTVAが押収

レッドスカルはこれを直接握って宇宙へ飛ばされ、キューブ本体は北極海へ沈む。ハワード・スタークが海中から回収し、のちのS.H.I.E.L.D.研究へつながる。1995年にはマー・ベル(ウェンディ・ローソン)の光速エンジン研究にも使われる。[ディズニー公式 ファースト・アベンジャー]

登場作品

原作設定

原作名
コズミック・キューブ
原作初出

Tales of Suspense 第79号(1966年7月)。A.I.M.が管理する現実改変の立方体として初出。[Marvel.com Cosmic Cube ガイド]

原作の起源

地球製のコズミック・キューブはA.I.M.が「x元素」エネルギーを封じ込めた装置。ビヨンダーズ由来の遺物とも説明される。MCUのテッセラクト(スペース・ストーンの容器)とは別物。[Marvel.com Cosmic Cube][Marvel.com Cosmic Cube ガイド]

原作の能力
  • 所持者の望む通りに現実を書き換える。山を隆起させ、次元の門を開き、敵を変容させる、といった描写がある。[Marvel.com Cosmic Cube]

原作注記
  • 能力的な対応物は原作のスペース・ジェム(インフィニティ・ジェム)。Nemesisの破片として六つに分かれ、単体ではテレポートや空間歪曲を与える、とMarvel.comは説明する。キューブとジェムは原作では別系統。[Marvel.com Space Stone史][Marvel.com Space Gem]

  • Marvel.com のコズミック・キューブ項目は表題に Tessaract と併記するが、本文は現実改変のキューブ史であり、MCU設定の一次解説ではない(クラウドソース注意書きあり)。[Marvel.com Cosmic Cube]

MCUと原作の違い

  • 観点
    起源
    MCU
    インフィニティ・ストーン(スペース・ストーン)を収めた容器。キューブ自体は「石を隠す箱」として機能する。
    原作
    コズミック・キューブは現実改変装置(のちに高次生命へ孵化する孵化器、という説明もある)。スペース・ジェムは別の宝石。
  • 観点
    能力
    MCU
    主に空間横断・ポータル・エネルギー源。現実そのものを書き換え続ける万能立方体としては描かれない。
    原作
    コズミック・キューブは望む現実をほぼ無制限に書き換えられる。スペース・ジェムは空間・テレポートに特化。
  • ネタバレ結末以降のネタバレ
    観点
    結末
    MCU
    神聖時間軸ではサノスが立方体を砕き、ストーンも破壊。2012年分岐のキューブはTVAへ。
    原作
    キューブは複数個体があり、レッドスカル・サノス・キュービック化など所有と結末が繰り返し上書きされる。

注記

  • ファンの考察劇場公開順の画面初出は『マイティ・ソー』(2011年5月)のポストクレジットだが、物語上の本格登場は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(同年7月)。本ページのMCU初出は後者に合わせた。

  • 『キャプテン・マーベル』劇中年代の1995年には、マー・ベル(ウェンディ・ローソン)の光速エンジン研究にもキューブが使われる。[ディズニー公式 キャプテン・マーベル]